説明
AJA HELO
■製品特徴
HELO は、H.264 レコーディングとストリーミングを可能にする AJA のパワフルなスタンドアロン型アプライアンスです。 HELO は 1 台で SDI と HDMI の I/O に対応しており、 CDN (コンテンツ配信ネットワーク) で配信しながら、同時に SD カードや SDHC または SDXC カード、USB ストレージ、NFS や CIFS プロトコロル対応ネットワークストレージ (NAS) に高品質な H.264 ファイルとしてエンコードし収録します。
◆主な機能
・ポータブルなスタンドアロン型で 3G-SDI および HDMI 入力ソースに対応
・最大 1080p 60 までのビデオを H.264/MPEG-4 にエンコード
・最大 24-bit 48kHz までエンコードされた 2 チャンネルステレオオーディオ
・MPEG-4 のデータレートは 32kbps から 256kbps まで
・SD、SDHC または SDXC カード、USB ストレージ、NFS または CIFS プロトコル対応ネットワークストレージ (NAS) への収録
・USB スロットおよび SD カードスロット搭載
・ビデオ入出力 : 3G-SDI、SMPTE-259/292/296/424、10-bit、Single Link 4:2:2、4:4:4、BNC および HDMI
・RTP/RTSP、RTMP およびユニキャストに対応
・AV Mute : 配信前のビデオフィードとして、ユーザーがアップロードした画像を使用可能 (ファームウェア v4.0 より)
・Error Logging : ストリーミング時の問題を迅速に解析 (ファームウェア v4.0 より)
・対応言語の拡大 : HELO のウェブ UI を日本語や韓国語、中国語で表示 (日本語・韓国語はファームウェア v4.0 より)
・Web ベースの GUI 上でのプレビュー表示
◆ポータブルですぐに持ち出せる
小型で堅牢な筐体の HELO は、忙しいスケジュールの中で不可欠なものとなります。ライブイベント、ウェブキャスト、プロダクションやポストの場所は多種多様で、いずれにおいても熱に強いデバイスが必要とされます。 HELO はいかなるニーズにも対応します。常にフルサイズでの端子接続が行え、継続的に配信するよう設計されています。
HELO は高品質で効率的な H.264 で最大 1080p 60 をエンコードすることで、1台のデバイスで 3G-SDI と HDMI 両方のソースからの入力に対応します。
CDN (コンテンツ配信ネットワーク) にストリーミング出力しながら、同時に SD カードや SDHC または SDXC カード、USB ストレージ、NFS や CIFS プロトコルに対応したネットワークベースの共有機器に収録します。
エンコード
目指す目標は、素晴らしい結果を伴った効率化です。
HELO はバンド幅の効率を保ちながら、多種類の互換性あるファイルを H.264/MPEG-4 にエンコードします。タブレットからスマートフォンへ、デスクトップからスマートテレビへ、変換する必要なく実行します。
2 チャンネルステレオオーディオを、32kbps から 256kbps までのデータレートの MPEG-4 AAC-LC に最大 24-bit 48kHz でエンコードでき、各々のプロジェクトにとって相応しいデータレートを選択することを可能にします。
◆ストリーミング
ストリーミングは複雑になることがありますが、HELO はそれを簡略化します。
USB 接続と確実性のある Web ブラウザベースの UI により設定が行え、イベントへ到着する前に CDN 接続の構成を行えます。イベントへ到着したら、単に Stream ボタンを押すだけで HELO の Ethernet を経由してプロジェクトが転送されます。RTP/RTSP や RTMP、FaceBook Live 向けの RTMPE と同様、Unicast にも対応します。また HTTP ライブストリーミング (HLS) への対応により Apple 社の iOS デバイスとの互換性も加わりました。
HELO のウェブベース GUI ではビデオプレビューウィンドウも備えているため、予定通りの入力が得られているかどうかの確認を容易に行うことができます。
AV Mute 機能により、オーディオやビデオストリームをミュート状態にしつつイベント詳細を記載した画像の配信や、配信開始前に準備中の画像の配信が可能になります。
◆レコーディング
ライブは「今」を意味し、同時に「プレッシャー」をも併せ持ちます。
即席のレコーディングを行うために、HELO の小さく持ち運びできるインターフェースの前面右側には、専用の Record ボタンが備え付けられています。HELO では、ストリーミング中に 1 つのファイルを 2 つのメディアへ同時に収録するリダンダントレコーディングも可能になりました。このことにより、手元にマスターファイルを保持しておきながら、収録完了後すぐにクライアントへコピーを手渡すことができます。
◆マスメディア
費用対効果の高いメディアの選択が可能になります。
HELO の H.264 ベースのエンコーディングは美しさだけでなく、効率的なファイルサイズも保証します。それは、レコーディングの手段が大きく開かれていることを意味します。USB メモリ、USB ドライブ、RAID ストレージ、一般的な SD、SDHC および SDXC メディアもしくはスイッチ越しのネットワーク共有を使用できます。プロジェクトに相応しい手段を選択してください。
◆カレンダーとの統合
HELO は、AV、ライブイベント、教会 / 礼拝所、Webキャスティング、企業広報、プロダクションおよびポストプロダクションのための、新しいストリーミングワークフローを切り開きました。HELO には、あらかじめセットされたトリガーでメディアのレコーディングとストリーミングの開始 / 停止ができるスケジューラーが組み込まれていますので、明確なスケジュールが求められるプロジェクトをシンプルにできます。このスケジューラーは、HELO の Web UI を経由してローカルにプログラムされます。ICS ファイルをインポートするか、Google カレンダーなどの外部カレンダーにリンクさせて設定します。