説明
NVIDIA® Quadro RTX™ 6000
■製品特徴
NVIDIA® Quadro RTX™ 6000は、NVIDIA Turing™ GPUアーキテクチャと24GBのGDDR6 メモリを搭載したウルトラハイエンドグラフィックスボードです。CUDAコア4608基と24GB の大容量メモリでレンダリング、ビジュアリゼーションにおいて大規模なデータセットの利用を実現します。
また、RT Core を72基、Tensor Core を576基、搭載しDeep Learning やリアルタイムレイトレーシングにおいて独立したコアを使用します。
別売りHB NVLink ブリッジを利用して2枚の NVIDIA® Quadro RTXTM 6000を接続することで大規模なレンダリング、AI、仮想現実、ビジュアリゼーションの負荷に対応できます
◆革新的なリアルタイムレイトレーシング
ハードウェアベースの新しい専用のレイトレーシングエンジンを搭載した世界初のレイトレーシングGPUは、リアルタイムのレイトレーシングを可能にする業界初のグラフィックスプロセッサです。物理的に正確な影、反射、および屈折を持つ複雑なプロフェッショナルモデルをレンダリングし、リアルタイムに結果を得ることができます。NVIDIA OptiX、Microsoft DXR、Vulcan ray tracing などのAPI を活用したアプリケーションと連携し、Quadro RTXTM 6000ベースのシステムはインタラクティブなデザインワークフローを提供し、これまでにない高い生産性をもたらします。
◆高速大容量24GB GDDR6メモリ
従来のGDDR5Xよりも55%高いスループットを実現し、大きなデータセットを扱うレイテンシに影響するアプリケーションを処理するのに適しています。
◆高度なシェーディング技術
メッシュシェーディングは、計算を高速化して幾何学的に複雑なモデルやシーンを処理し、パフォーマンスを最大2 倍向上させるジオメトリパイプラインを提供します。
モーションアダプティブシェーディングは、GPU パワーがどのように分配されるか(シーンの詳細な領域に適用するサイクルの数は多く、詳細ではない領域に適用するサイクル数は少なく)をより細かく制御し、性能を向上させ、同じ画質もしくは類似の画質を50%の時間で得ることが出来ます。
VR体験に特に役立つテクスチャ空間シェーディングは、シェーディングとジオメトリサンプルがより効率的な実行のために異なるレートで処理することが可能です。
◆VirtualLink対応
業界標準に基づき、VirtualLink は既存のVR ヘッドセットの最大2倍の解像度を駆動することができ、次世代のヘッドマウントディスプレイでより臨場感あふれる体験をサポートします。
また、VirtualLinkは、複数のケーブル(ディスプレイ、USB、電源)を1つの接続に統合することで、セットアップを容易にします。
◆HB NVLink対応
2枚のQuadro RTXTM 6000をHB NVLinkに接続して、最大100GB/s(双方向帯域幅)のGPU からGPUへのデータ転送を有効にすることにより、有効なメモリフットプリントを倍増し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
※ HB NVLink を利用してパフォーマンスとメモリを拡張するには、特定のアプリケーションサポートが必要になります。
◆Tensor Core搭載
NVIDIA TuringTM GPUアーキテクチャには、INT8と新しい2 つのINT4、INT1(バイナリ)の精度モードに加えて、FP16/FP32マトリックス演算を高速化する強化されたTensor Core が含まれています。独立した浮動小数点および整数データパスにより、計算とアドレッシングの計算を組み合わせて作業負荷をより効率的に実行できます。